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着物のお役立ち情報を発信中
~これから七五三を迎える、3歳の女の子の準備~
こんにちは!こだわりきもの専門店キステです。
さて、秋に入って、3歳、5歳、そして7歳の我が子がいる、お孫さんがいる方はソワソワとし始めるころではないでしょうか…
そう、秋は七五三のお祝いの時期!
神社に詣でるのは全国でも地域差がありますが、一般的には11月15日に行う方が多いこの行事。
今回は、七五三のお祝いを初めてする「3歳」のお嬢様向けに、
「何を用意したらいいの?」
という、お祝いに必要な基本アイテムや
「どうしてこのお祝いが始まったの?」
という、行事の由来までご紹介します。
不安を無くせば、当日がもっと素敵な一日になるはずです!
七五三の着物、何を準備したらいいの?
3歳の女の子は「被布」が一般的
被布(ひふ)は、着物の上に羽織る上着の一種で、上の写真の一番外側のもののこと。
着物というと、おなかの部分に帯を締めて…という姿が浮かびますが、3歳の幼子に長時間の「帯付き」は大変。
ということで、今はこの「被布」が主流となっています。
上の写真は袖付きデザインの被布。
シンプルな祝い着(下の白・無地のきもの)に華やかな被布姿は良く映えます。
反対に、華やかな祝い着に、華やかな柄の被布も、どちらも可愛い着姿になります。
お宮参りに使った上の写真のような、産着をお持ちの方は被布コートのみ購入もできますよ。
赤ちゃんの時に使ったお祝い着が、成長した姿で袖を通すと思うとうれしくなりますね!
被布姿に必要なものとは?
祝い着、襦袢、半衿、草履、志古貴(しごき)・兵児帯(へこおび)…色々あります!
被布を着るにあたって、必要となるのが上記のアイテムです。
それぞれ画像つきで解説していくので参考にしてくださいね!
祝い着
「三つ身」または「四つ身」と呼ばれる、子ども用にサイズのきもの。
被布の下のきものの部分です。
体格が合えば、お宮参りの時の「初着」(一つ身)でもOKです。
四つ身なら、7歳のお祝いのときにも着られますが、3歳で着る時には大幅な揚げの調整が必須です。
襦袢
祝い着の下に着て、祝い着に汚れが付くのを防ぎます。
この襦袢の衿元に、下に出てくる「半衿」を縫い付けます。
半衿・重ね衿
半衿(はんえり)は襦袢の襟に縫い付けて、祝い着の下からちらりと見せます。
上のように、刺繍入りだとさらに華やかになりますね。
重ね衿は祝い着の衿元に縫い付けて、こちらもちらりと見せます。
重ね着をして華やかに見せる、平安時代の貴族の装いから由来していると言われます。
草履
下駄の仲間の、木の素材でできた「木履(ぽっくり)」もありますが
3歳のお子様には、履きやすい「草履」の方がお勧めです。
志古貴(しごき)・兵児帯(へこおび)
祝い着を固定するため、被布の下で結ぶための帯。
上の写真は「しごき」です。これは、7歳のお祝いの際にも、帯の下に巻いて使えます。
昔は着物の裾をあげるために使用していましたが、現在は飾りものとして使用します。
七五三の由来は?
「髪置きの儀」から始まった行事が七五三
その起源は、平安時代までさかのぼります。
平安時代は、男女とも3歳まで髪を伸ばさず、みな坊主頭にしていたそう。
乳児の頭を剃ることで、丈夫な黒々とした髪が生えてくると信じられいたんです。
それに、当時は生きていくにも厳しい時代、7歳までは「神の子」として、まだちゃんと成長できているかわからない…という状態。
そう、「髪置きの儀」は、子どものすこやかな成長を願って、初めて髪を伸ばし始める儀式だったんです。
現在は3歳の女の子が中心ですが、以前は男子も行っていたんですね。
地域によっては、現在でも男女ともお祝いするところもあるそうです。
現代では七五三の着物の色柄はさまざま
女の子の大好きなピンクがかわいい被布&着物や…
水色と赤の組み合わせで爽やか&キュートな柄行きも良いですね。
このように、現代では色柄が豊富な可愛いセットがたくさん出ています。
まとめ
いかがでしたか?
七五三は、今も昔も変わらない、子どもの成長を願う行事です。
キステでは、上のアイテムが全て揃った「被布セット」から小物単品まで、一式揃っていますよ~!
気になったらのぞいてみてくださいね。